セルフサービスVPS
独自ドメインの利用-運用中サーバ(ドメイン)の移行
運用中のサイトを、セルフサービスVPSサーバへ、サービスをダウンさせることなくスムーズに移行する事例をご紹介します。※方法によってはDNS等の切り替えタイミングでサービスが一時的に停止する場合があります。切り替え方法とタイミングについては十分にご検討ください。
ドメインを当社に移管する場合のサーバ移行例
以下の状態を想定した、移行例をご紹介します。ドメイン管理はマネージド・ドメインを利用します。移行対象
ウェブサーバ、メールサーバ、DNS、ドメインレジストラ
移行前の状態
ドメイン名 :sample.co.jp ドメインのレジストラ :B社 ウェブサーバ :A社 メールサーバ :A社 DNS :A社
移行後の状態
ドメイン名 :sample.co.jp ドメインのレジストラ :スリーハンズ株式会社(マネージド・ドメイン) ウェブサーバ :スリーハンズ株式会社(セルフサービスVPS) メールサーバ :スリーハンズ株式会社(セルフサービスVPS) DNS :スリーハンズ株式会社(マネージド・ドメイン)
移行の手順
- 1.ドメインのレジストラ移管
マネージド・ドメインへ、ドメインを移管を行ってください。マネージド・ドメインのマイページからドメイン移管が行えます。 - 2. DNSゾーン情報移植
現在のDNS設定(Aレコード、MXレコードなど)を確認の上、マネージド・ドメインのマイページからゾーン情報の移植を行います。 - 3. DNS移行
マネージド・ドメインのマイページから、DNSサーバー指定を、マネージド・ドメインのDNSへ変更します。 - 4. 現在の状態
ドメインレジストラとDNSの移行が終わり、現在は下記の状態となっています。ドメイン名 :sample.co.jp ドメインのレジストラ :スリーハンズ株式会社(マネージド・ドメイン) ウェブサーバ :A社 メールサーバ :A社 DNS :スリーハンズ株式会社(マネージド・ドメイン)
次にウェブサーバ、メールサーバの移行を行います。 - 5. cPanelサーバへドメインを設定
cPanelドメイン項目の「アドオンドメイン」をクリックして、以下のように設定を行ってください。
- 6. Webサーバ、メールサーバの準備
cPanelサーバに、現在運用中のWebサーバのデータとメールサーバのデータ(アカウント)を設定します。
取得ドメイン使用時のお客様ホームページアドレスは次のようになります。Webサーバの公開URL: 通常URL http://www.sample.co.jp : CGIURL http://www.sample.co.jp.jp/cgi-bin/ コンテンツ場所 : 通常コンテンツ /home/ss[番号]/www/sample.co.jp/ : CGIコンテンツ /home/ss[番号]/www/sample.co.jp/cgi-bin/
- 7. 取得ドメインでのメールアドレス
メールアドレスの追加を行うことで、取得ドメインアドレスでメールを利用することができます。メール項目「Eメールアカウント」をクリックして、メールアドレスの作成を行います。詳細についてはリファレンスをご覧ください。
メールクライアントの設定は以下のようになります。
メールアカウント :[作成したアカウント名]+[取得ドメイン] メールアドレス :[作成したアカウント名]@[取得ドメイン] パスワード :設定したパスワード 受信メールサーバ :ss[番号].selfservice.jp 送信メールサーバ :ss[番号].selfservice.jp
- 8. Webサーバの移行
マネージド・ドメインで、現在のWebサーバに向いているAレコードをcPanelサーバに向けます。これでWebサーバの移行は完了ですが、DNS 情報が波及するまで時間がかかりますので、2,3日は以前のWebサーバとcPanel側のWebサーバの2台で運用することを推奨します。
その時の状態は以下のようになります。ドメイン名 :sample.co.jp ドメインのレジストラ :スリーハンズ株式会社(マネージド・ドメイン) ウェブサーバ :A社とスリーハンズ株式会社(セルフサービスVPS) メールサーバ :A社 DNS :スリーハンズ株式会社(マネージド・ドメイン)
- 9. メールサーバの移行
Webサーバの移行と同じように、マネージド・ドメインで現在のメールサーバに向いているMXレコードを cPanelサーバに向けます。DNS情報が波及するまで時間がかかりますので、2、3日は以前のメールサーバとcPanel側のメールサーバの2台で運用することを推奨します。
その時の状態は以下のようになります。ドメイン名 :sample.co.jp ドメインのレジストラ :スリーハンズ株式会社(マネージド・ドメイン) ウェブサーバ :A社とスリーハンズ株式会社(セルフサービスVPS) メールサーバ :A社とスリーハンズ株式会社(セルフサービスVPS) DNS :スリーハンズ株式会社(マネージド・ドメイン)
- 10. 旧サーバの停止 2、3日でDNS情報が波及しますので、A社で利用していたWebサーバとメールサーバを停止させます。
これで全ての移行が完了しました。
状態は以下のようになります。ドメイン名 :sample.co.jp ドメインのレジストラ :スリーハンズ株式会社(マネージド・ドメイン) ウェブサーバ :スリーハンズ株式会社(セルフサービスVPS) メールサーバ :スリーハンズ株式会社(セルフサービスVPS) DNS :スリーハンズ株式会社(マネージド・ドメイン)
ドメインを当社に移管しない場合
以下の状態を想定した、移行例をご紹介します。移行対象
ウェブサーバ、メールサーバ
移行前の状態
ドメイン名 :sample.co.jp ドメインのレジストラ :B社 ウェブサーバ :A社 メールサーバ :A社 DNS :A社
移行前の状態
ドメイン名 :sample.co.jp ドメインのレジストラ :B社 ウェブサーバ :スリーハンズ株式会社(セルフサービスVPS) メールサーバ :スリーハンズ株式会社(セルフサービスVPS) DNS :A社
移行の手順
- 1. cPanelサーバへドメインを設定
cPanelドメイン項目の「アドオンドメイン」をクリックして、以下のように設定を行ってください。 - 2. Webサーバ、メールサーバの準備
cPanelサーバに、現在運用中のWebサーバのデータとメールサーバのデータ(アカウント)を設定します。
取得ドメイン使用時のお客様ホームページアドレスは次のようになります。Webサーバの公開URL: 通常URL http://www.sample.co.jp : CGIURL http://www.sample.co.jp.jp/cgi-bin/ コンテンツ場所 : 通常コンテンツ /home/ss[番号]/www/sample.co.jp/ : CGIコンテンツ /home/ss[番号]/www/sample.co.jp/cgi-bin/
- 3. 取得ドメインでのメールアドレス
メールアドレスの追加を行うことで、取得ドメインアドレスでメールを利用することができます。メール項目「Eメールアカウント」をクリックして、メールアドレスの作成を行います。詳細についてはリファレンスをご覧ください。
メールクライアントの設定は以下のようになります。メールアカウント :[作成したアカウント名]+[取得ドメイン] メールアドレス :[作成したアカウント名]@[取得ドメイン] パスワード :設定したパスワード 受信メールサーバ :ss[番号].selfservice.jp 送信メールサーバ :ss[番号].selfservice.jp
- 4. Webサーバの移行
ご契約しているDNS保守会社(A社)で、現在のWebサーバに向いているAレコードをcPanelサーバに向けます。これでWebサーバの移行は完了ですが、DNS情報が波及するまで時間がかかりますので、2,3日は以前のWebサーバとcPanel側のWebサーバの2台で運用することを推奨します。
その時の状態は以下のようになります。ドメイン名 :sample.co.jp ドメインのレジストラ :B社 ウェブサーバ :A社とスリーハンズ株式会社(セルフサービスVPS) メールサーバ :A社 DNS :A社
- 5. メールサーバの移行
Webサーバの移行と同じように、ご契約しているDNS保守会社(A社)で現在のメールサーバに向いているMXレコードをcPanelサーバに向けます。DNS情報が波及するまで時間がかかりますので、2、3日は以前のメールサーバとcPanel側のメールサーバの2台で運用することを推奨します。 その時の状態は以下のようになります。ドメイン名 :sample.co.jp ドメインのレジストラ :B社 ウェブサーバ :A社とスリーハンズ株式会社(セルフサービスVPS) メールサーバ :A社とスリーハンズ株式会社(セルフサービスVPS) DNS :A社
- 6. 旧サーバの停止
2、3日でDNS情報が波及しますので、A社で利用していたWebサーバとメールサーバを停止させます。
これで全ての移行が完了しました。 最終的な状態ドメイン名 :sample.co.jp ドメインのレジストラ :B社 ウェブサーバ :スリーハンズ株式会社(セルフサービスVPS) メールサーバ :スリーハンズ株式会社(セルフサービスVPS) DNS :A社
- 1. cPanelサーバへドメインを設定